きみはきっと俺を許さない③~真意~(完)
 作:無名


余命宣告を受けた彼氏が、
彼女の身体を奪って、そのまま逃亡したー。

彼氏の居場所はー?
そして、その真意は…?

--------------------–

「----」
通泰(佐奈美)は、病院の予約日を確認したー

通泰はいつも月1ペースで、持病の薬を貰いに病院に行っていて、
定期的に検査も受けている。
時折、その持病のせいで、調子悪そうにしていることもあったー

咳き込む通泰(佐奈美)
余命宣告を受けただけあるー
確かに、最近、だんだんと調子が悪くなっているような気がするー

”まだ…まだ、持って”
通泰(佐奈美)は呟くー

”まだ…死ぬわけにはいかないー”

通泰が”生きたい”と望むのであればー
佐奈美はーー
入れ替わっても構わない…とまで思っていた。
通泰のことが、それだけ大好きだからー。

でもーーー
このままじゃ終われない。
何も言わずに、身体を奪うような真似をした通泰から
理由を聞かないことにはー
本人の口から”死にたくないから入れ替わりたい”と
聞くまでは、
絶対に、死ねないー。

そしてー
病院の診察日がやってきたー

「----」
通泰(佐奈美)が、診察室に入ると
”通泰の叔父さん”である担当医はー
「調子はどうですか?」とほほ笑んだー。

”叔父さん”と言っても、小さいころはそこまで接点がなかったらしく
通泰も、この叔父さんも、いつも基本的には敬語で話していたー

「…………と、、特に変わりはないですね」
通泰(佐奈美)は表情を暗くするー。

叔父さんは、適当な雑談をしながら
診察を進めていくー。

「----あの」
通泰(佐奈美)が口を開くー
雑談を遮られた叔父さんは不思議そうな表情を浮かべて
通泰(佐奈美)を見つめるー。

「-ーー俺…いえ、、、わ、、わたし…実はーー」

通泰(佐奈美)は意を決して”入れ替わり”のことを
通泰の叔父さんである担当医に伝えたー

「--はははははっ、いつからそんな冗談を言うようになったのかな?」
叔父さんが笑うー

だが、その表情はちょっとだけ引きつっていたー。

”知っている”
通泰(佐奈美)はそう直感したー

「---み、通泰の居場所を知ってるんですね!?」
通泰(佐奈美)が叫ぶー

「--ははは、通泰くんなら、目の前にいるよ」
叔父さんが明らかに動揺しているー

「お願いします!通泰の居場所を教えてください!」
通泰(佐奈美)はなおも食い下がるー
この担当医から聞くー
それしか、もう手掛かりがない気がしたー

「---何のことを言っているか、分かりませんね」
叔父さんはなおも、とぼけているー

「---余命宣告を受けた身体を押し付けられたわたしの身にもなってください!!!
 お願いします!」
通泰(佐奈美)が叫ぶー

「話だけでも、、話だけでも、本人の口から聞きたくてー!」

必死の叫びを聞いた叔父さんが、表情を歪めたー

「------」
”余命宣告”
その言葉を聞いた叔父さんの表情が変わるー

「-------……どこから、それを聞いたのですか?」
叔父さんが、通泰(佐奈美)の方を見て、そう尋ねて来るー。

「---おばあさんから聞きました」
通泰(佐奈美)の言葉に担当医である叔父さんは、
さらに表情を歪めるー

”入れ替わりの力を渡した老婆”ともグルなのだろうかー?
通泰(佐奈美)はそんな風に思うー。

「-------…」
頭を掻きむしる叔父さんー

「---仕方ない…通泰くんからは、口留めされていたのですが」
そうため息をつくとー
叔父さんは、何かをメモ用紙に書いてー
それを通泰(佐奈美)に渡したー

「--本人の口から、聞いた方が早いでしょう」
と、”住所”が書かれたメモを渡してくれた叔父さんー。

「---あ、ありがとうございます!」
通泰(佐奈美)は、嬉しそうに頭を下げたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

病院から出た通泰(佐奈美)は、
メモを見つめるー

”ここに、わたしになった通泰がいるー”

意を決して、そのメモを持ちながら
通泰(佐奈美)は、”佐奈美(通泰)がいるアパート”へと向かうー。

「--------」
老婆がその様子を見つめていたー

「------なかなか、しぶといね」
老婆が笑うー

早く、娘を苦しませた佐奈美が、余命宣告を受けた身体で苦しみー
死んでいく様を見てみたいー

老婆は”まぁ、あせることはないね”と、呟くー

どうせ、もう通泰(佐奈美)は助からないのだからー
余命宣告を受けた通泰の身体は、確実に蝕まれているのだからー

「--あんたの死にざま、見せてもらうよ」
老婆は、勝ち誇った表情で笑みを浮かべたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・

♪~~~

名札のついていない部屋のインターホンを鳴らすー

ここに、佐奈美になった通泰がいるのだと言うー

「-----」
通泰(佐奈美)が何度インターホンを鳴らしても、
佐奈美(通泰)は出てこないー

”まさか、居留守?”

そんな風に思い始めた
その時だったー

「----さ、、、さな…み?」
横から声がしたー

懐かしい声ー
自分の、、声ー

通泰(佐奈美)が横を見ると、
そこにはコンビニの袋を持った佐奈美(通泰)の姿があったー。

やつれた感じで、髪もボサボサー
身体も痩せているー
不健康な生活を、送っているのだろうー

「----………」
佐奈美(通泰)は、ボサボサになった髪を掻きむしると、
「---いいよ、入って」と、
部屋の中に通泰(佐奈美)を招き入れたー

部屋の中に入るー
部屋の中には、ほとんど何もないー
まるで、生活感が無いー

「叔父さんが、隠れ家として貸してくれたんだー」
佐奈美(通泰)が言うー。

佐奈美と入れ替わった通泰は、
叔父さんに全ての事情を話したうえで
”隠れ家”として、このアパートの一室を貸してもらったのだと言うー。
そして、叔父さんに”俺になった佐奈美が来ても、何も言わないでください”と
口留めしていたのだと言うー

「--叔父さんから…聞いたんだね」
佐奈美(通泰)が悲しそうに言うー。

”どうして叔父さんは、この場所を教えたのだろうー
 口留めしておいたはずなのにー”

そんな風に思いながら佐奈美(通泰)が
「--俺、この身体返す気はないから」と、
佐奈美の声で、そう告げたー

「---ーーー…誰だって、死にたくないもんね」
通泰(佐奈美)が悲しそうに呟くー

「---!」
佐奈美(通泰)が表情を歪めるー

通泰(佐奈美)は構わず自分の気持ちをぶつけるー。

「--わかる、、わかるよ、その気持ち!
 でも、、でもね!?
 急に、急に何も言わずに入れ替えられたわたしの気持ちも
 少しは考えてほしかったな…。

 わたし、通泰からちゃんと相談されれば
 きっと、真剣に考えたと思う。

 でも、こんな風にだまし討ちみたいな感じで
 身体を入れ替えられて、
 余命あとわずかの人生を押し付けられて…

 何も言わずにそういうことするって酷くない!?!?
 
 わたしだって通泰が余命あとわずかなら、
 助けてあげたいし、もしわたしが逆の立場だったら、
 ”入れ替われば生きられる”って知ったら
 やっぱり生きたいし、通泰と同じことをしたかもしれない!

 でも、裏切られるのはやっぱり悲しいよ!
 余命あとわずかの身体を、何も言わずに押し付けられるのは悲しいよ!!
 
 なんで、なんで何も言ってくれなかったの!?!?」

通泰(佐奈美)が泣きながら叫ぶー

「--ちょ、ちょっ」
佐奈美(通泰)が、戸惑いながら”落ち着いて”とジェスチャーをする。

「--余命あと半年なんでしょ!?!?!?
 それを隠して、身体を勝手に入れ替えるなんて、ひどくない!?!?
 
 ずっとずっと信じてたのに、
 余命あとわずかの身体を何も言わずに押し付けて
 手紙だけ残して姿を消すなんて、酷すぎだよ!!!

 ”きみはきっと俺を許さないー”
 とか、手紙に書いてあったけど、
 ほんとそう!絶対、絶対許さないから!!!」

裏切られた悲しみを全てぶつける通泰(佐奈美)

だがー

「ちょっと待ってくれ!!!落ち着いてくれ!!!」
と、佐奈美(通泰)は必死に叫んだー

「--……落ち着いてなんか、いられないよ」
通泰(佐奈美)が泣きながら言うと、
佐奈美(通泰)は信じられない言葉を口にしたー

「佐奈美は誤解してるー」
とー。

「誤解?何が誤解だって言うのよ?」
通泰(佐奈美)が言うとー

佐奈美(通泰)は
少しだけ考えてから呟いたー

「死ぬのは、俺だー」
とー

「は?何を言って…」
通泰(佐奈美)の言葉に、佐奈美(通泰)は”真実”を口にしたー

「余命宣告を受けたのは、俺じゃないーー
 きみだーー」

「---!?!?!?!?!?」

・・・・・・・・・・・・・・・

入れ替わる1か月前ー

通泰が、持病の薬を貰いに行くのに、佐奈美も付き添いとして
同行していたー

通泰の持病は”謎の頭痛”と、それに伴う”視界不良”を繰り返すことー
片頭痛の一種だと診察を受けており、
度々、脳の検査を受けていたー

通泰が”脳の検査”をしているのを見て、
佐奈美は冗談で「こういう検査ってしたことないんだよね~」と
口にすると、通泰の叔父さんは「やってみますか?」と笑いながら呟いたー

「え????ほんとですか?」
佐奈美が言うと、通泰の叔父さんは頷いたー

”通泰の叔父さん”ということもあり、普通の患者にはしないようなことも
迷惑にならない範囲内でいろいろしてくれるー

「でも、高いんじゃ?」
佐奈美が言うと、
「なに、通泰がいつもお世話になってるみたいだし、このぐらいは
 どうってことないですよ」
と、通泰の叔父さんはほほ笑んだー

こうして、佐奈美は
脳の検査”MRI検査”の体験をすることになったー

”何も異常がないのに検査受けるなんて~”と、
苦笑いする通泰。

佐奈美も、苦笑いー。

そして、
変な装置の中に入って
ピコピコ音がする数十分間ー。
そんな体験を、佐奈美はしたのだったー

「な~んか、変な気分でした!
 ありがとうございます!」

この時はーー
誰も、何も考えてなかったー

ただの”MRI検査体験”
そのはずだったー

普通の新作ではなく、
ただのお遊び的な検査だったため、
叔父さんもMRI検査の画像を確認せずに、
その日はそのまま終わったー

しかしー

「-----!」
叔父さんは、見つけてしまったー

数週間後、なんとなく、佐奈美のMRI画像を確認した叔父さんはー
佐奈美の脳の中の病気ー
しかも、”かなり進行している状態”の病気を
見つけてしまったのだー

そしてー
その数日後に、定期的な診察にやってきた通泰に、
叔父さんは、告げたー

「---…とても、言いにくいのですが」
叔父さんが頭を掻きながら言うー。

”佐奈美は、もってあと半年”-
そう、余命宣告をしたー

佐奈美に直接伝えなかったのは
佐奈美は患者ではなく、ただMRI検査体験をしただけで、
連絡先を、叔父さんは把握していなかったからー。

「-----本当ですか?」
通泰が表情を歪める。

「ええ。本当です」

「-----ー」
通泰は、言葉を失うー。
”ただのおふざけ”的な理由でMRI検査を受けた佐奈美ー
佐奈美も、通泰も、全くそんなこと思ってなかったー
まさか”偶然”病気がみつかるなんてー

「---……」
しばらくの沈黙のあと、通泰は口を開いたー

「--……叔父さん…
 まだ、誰にも言わないでおいて貰えますか」

通泰がやっとの思いで絞り出したその言葉-
担当医である、通泰の叔父さんは、複雑そうな表情で頷いたー

通泰はため息をつくー

”もってあと、半年ですー”

彼女のー
佐奈美の余命は、あと、半年ー

どうするべきかー?
通泰は、ずっとずっと悩み続けたー
佐奈美に何て言いだすべきかー
ずっとずっと悩んでいたー

”通泰~!どうだった~?”
何も知らない佐奈美から届いたLINEを見て
通泰は手を震わせながら返事を送ったー

・・・・・・・・・・・・・・・・

全てを語り終えた佐奈美(通泰)-

「そんなとき、偶然、変なおばあさんが現れて
 ”入れ替われば助かる”って言ってきたんだー」

佐奈美(通泰)は笑うー

”あのおばあさん、たぶん、俺が余命宣告受けたと
 勘違いして俺に近づいてきたみたいだったけど…”

とー。

入れ替わりの話を聞いた通泰は
”佐奈美を助けて、代わりに自分が死ぬ”決意をして
入れ替わったのだというー

「黙っててごめん。
 佐奈美の代わりに俺が死ぬ…なんて言ったら
 絶対佐奈美は入れ替わりを許してくれなかっただろ?」

佐奈美(通泰)の言葉に、
通泰(佐奈美)は瞳を震わせながら答えたー

「----余命半年って…
 通泰じゃなくて……わたし…?」

通泰(佐奈美)の言葉に、
佐奈美(通泰)は、静かに頷いたー

この隠れ家が、
まるで”これから生きていく”という雰囲気を感じさせないほど
殺風景なのはー

佐奈美の身体が、やせ細っているのはー
”まもなく死ぬ”からー。

「---ーーー誤算だったよ」
佐奈美(通泰)が笑うー

老婆が、通泰になった佐奈美の前にまで
現れて余命宣告の話をするなんてー誤算だった。

黙って姿を消して”酷い奴”と思われたまま死ぬー
そのつもりだったのにー

叔父さんが、この隠れ家の話を通泰(佐奈美)にしたのは、
佐奈美が、老婆から聞いた”余命宣告”の話をしたからだろうー

佐奈美(通泰)は、そう思いながら口を開いたー

「ーーさっきも言ったけど、俺、この身体は返さないから」
佐奈美(通泰)が言うー

それは、つまり、通泰が佐奈美の代わりに、
佐奈美の身体で死ぬことを意味するー

「どうして…どうしてそこまで…?」
通泰(佐奈美)が泣きながら言うー

「--手紙に書いただろ?」

”君のことが大好きだからこそ、俺はこうするんだ”

「---って」

佐奈美(通泰)はそう言ってほほ笑んだー

「佐奈美に生きててほしい。それだけさ」
佐奈美(通泰)はそう言うと、
通泰(佐奈美)は悲しそうに呟いたーー

「--わたしだって、通泰に生きててほしいよー。
 ずるいよ」

とー。

「---……俺さーーー
 助けられなかったんだー」

佐奈美(通泰)が悲しそうに呟くー

「--妹…病気でさ、泣きながらずっと「助けて助けて」って
 俺にしがみついてさー…
 でもーー妹の病気は治せない病気だったー

 俺はさ…何もできずに、
 泣きながら「死にたくない」って叫ぶ妹を
 見つめることしかできなかったー

 何も、できなかったー」

最後の最後まで、泣きながら「助けて」と呟く
妹のことが、今でも頭から離れないー

「--だから…もう、同じことを繰り返したくないんだー」
佐奈美(通泰)は涙を流しながら呟くー

「佐奈美には、生きててほしいんだー」
佐奈美(通泰)が、涙をこぼしながら言うー。

「-----」
通泰(佐奈美)は色々言いたいことはあったー

佐奈美だって、通泰に生きていてほしいー

でもー
目の前にいる佐奈美(通泰)の想いを聞いてー

通泰の決意の固さを、強く感じたー
これ以上、何を言っても、たぶん、通泰は佐奈美として
死ぬ道を選ぶー

「----許さないー」
通泰(佐奈美)は呟くー

「-わたし…通泰のこと、絶対許さないー
 自分だけかっこつけて、自分だけ先に死んじゃうなんてー
 絶対ーーー許さないー」

”許さない”
そう口にしながらも、
通泰(佐奈美)は、悲しそうに泣いていたー

一人、抱え込んでー
悪者になって、こんな大事なことを勝手に決めてー
色々な意味で、許せないー
そう、思ったー

でも、同時に
わたしの病気なのに、ごめんなさい-という気持ちも、
ありがとう、という気持ちも、
色々な気持ちが湧き出てきて、頭の中が混乱するー

そんな混乱の中でも、
通泰の覚悟を、佐奈美は受け入れるー

通泰は、何を言ってもー
わたしの身体で、死ぬ道を選ぶー

「---だよな」
佐奈美(通泰)は少しだけほほ笑むー

「--きみはきっと、俺を許さないー
 俺の予想通りだー」

「-----でもーーーー」
佐奈美(通泰)はほほ笑んだー

俺にとって、きみを失うことが、一番怖いからー
自分が、死ぬよりも怖いからー
きみが生きて、幸せになってくれればー
それだけで、十分だからー。

通泰(佐奈美)は、その言葉に、
涙を流しながら「ごめんなさい ごめんなさい…」と
何度も謝っていたー

佐奈美(通泰)はほほ笑んだー

”いいんだよー
 ーー大事な人を助けられるんだからー”

とー。

こうなることは分かっていたー
佐奈美の病気を自分が抱えて、
佐奈美の身体で死ぬ、なんて道を選んだら
佐奈美はきっと、自分を責めるー。

だからー言わずに姿を消して
悪者になろうとしたー。
佐奈美は強い。
だから、通泰の身体になってしまっても
すぐに立ち直って生きていくだろうと、
そう思ったからー。

「--------」
佐奈美(通泰)は、静かに通泰(佐奈美)を抱きしめたー

・・・・・・・・・・・

「-------おぉぉぉぉぉ……ぉぉ…」
入れ替わり薬を渡した老婆はー
余命宣告を受けたのが通泰ではなく佐奈美だったことを知りー
結果的に、入れ替わり薬を通泰に渡したことで、
佐奈美を助けてしまったことになりー

そのまま、失意のうちに、憤死したー。

誰にも、看取られぬままー。

・・・・・・・・・・・・・・・

時は流れー

通泰(佐奈美)は、通泰として幸せな生活を送っていたー
あれから、長い年月が経過したー

けれどー
今でもー

通泰(佐奈美)は1日たりとも忘れていないー

机の上に飾ってある
通泰と佐奈美が一緒に写った写真を見つめて、
通泰(佐奈美)は、寂しそうに呟いたー

「今日も、頑張るねー」

とー。

通泰がくれたこの命をー
精一杯生きていくー

社会人になっていた
通泰(佐奈美)は、その決意を胸に
今日も職場に向かうのだったー

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最終回…!

余命宣告を受けていたのは…!
予想出来ていた皆様はおめでとうございます~!☆

今回のお話は、
③までの物語を知った上で、また①を読んでみると
少し違う印象を受けるお話になっている…と、思います~!☆

私は、私が書いた作品なので、
”何も知らない状態で①を読む”と、どんな印象を抱くのかを
実際に体験することはできませんが、
きっと、最初は何も知らずに①を読んだ皆様は、
今、③を読み終えたあとにまた①を読んでみると、
違った印象を受けるのではないかな~?と、勝手に想像しています~!

自分の作品を、記憶を消去して、読む側として読んでみる…
なんてこともできたら面白そうですネ…!
(実は、書いてから数年した作品を読み返すと、
 時々お話を忘れていて、自分の作品をお客さん側で楽しめたり
 することも、時々あったりします…笑)

今回も最後までお読み下さりありがとうございました~!

次回、皆様とお会いするときにも、
コメントで「暑い」と言ってそうですが、
暑さに負けないように頑張ります~!