特別企画

「入れ替わり」とは何か



改題のお知らせ&連載再開の予告

今はかつてない「入れ替わり」モノの黄金時代である。とはいっても、こう言うのは大げさかもしれないし、ピンとこない人の方が多いにちがいない。ましてや、すべての人の共通認識だとは少しも思ってもいない。

ただ、言われてみれば「そうかもしれない」と思う人だっているかもしれない。なにしろ、映画やドラマ、マンガなど、幅広いメディア、特に多くの人々がみるメディアによく登場しているのはいうまでもなく、個人創作やケータイ小説、同人誌などといった細かな分野にまで登場しているのだから…。


※本連載は当初「入れ替わりを定義する」というタイトルで進めていた。だが、クロエさんからの指摘により、本来の方向から外れていると感じたため、「入れ替わりとは何か」に改題し、構成を大幅に変更して再出発することとした。なお、本連載の構成は以下の通りである。


第1部 黄金時代の中のフロンティア

第2部 日本人の「入れ替わり」観

第3部 「表現」をめぐる問題

第4部 「入れ替わり」が「入れ替わり」であるための条件

第5部 『転校生』の影響と巷の常識を検証する


※このほか、番外編もいくつか構想中。ただ、この連載は方向性がメチャクチャで意味不明かもしれないし、一般的な考えに合わない部分もたくさんあるだろう。それにあまりにも当たり前のことばかり書いていて、マニアには飽きてしまうかもしれない。だが、どうかガチガチにならず、そして先入観を捨てて、しばらくの間(いつまで続くかはわからないけれど)気軽にお付き合いしてもらえないだろうか?