「変身2 〜英美の親友〜 (後編)」 作・JuJu 放課後になりました。これでやっと、兄を本格的に探せます。 というか、さっさと兄を見つけて、家に連れて帰らないとなりません。 「英美、一緒に帰ろう!」 同じクラスの郁子が言いました。 「あ、ごめん! 私、ちょっと用事があって」 「えー?。今日は部活がないから一緒にあそぶって、昨日約束したじゃん」 そうでした。 お兄ちゃんの事ばかり考えていたので、郁子との約束をすっかり忘れていました。 でもこれ以上兄を野放しにしておく訳には行きません。 「本当にごめんね! 急に都合が悪くなっちゃって。 もー、全部お兄ちゃんのせいなんだから!」 「お兄さん? ねぇ? 今日の英美変だよ? 一日中ソワソワしているって言うか、キョロキョロしているし。 もしかして何か探し物? あたしも一緒に探そうか?」 「いい!! 絶対にいい!!」 「そう? ところで、英美。お兄さんの事どうおもっているの?」 「なによ、突然?」 「だって英美ったら、休み時間も、お弁当食べている時も、お兄ちゃんお兄ちゃんってつぶやいていたし。今だって」 「それは……」 おちんちんになった兄がどこにいるのか気になって仕方が無い……なんて言えるはずがありません。 「言えないって事は……。ふ〜ん、実はお兄ちゃんの事が好きだったりして!」 「そんなわけないじゃない! いつも私に迷惑ばかりかけて、今朝だって……」 「へー? 仲がよろしいですこと。英美のお兄さんって、けっこうカッコイイもんね!」 「何いってんのよ! あんなお兄ちゃんのどこがいいっていうの? 郁子ったら、すぐ私に『好きな人がいるの?』とか、『誰々の事本当は好きなんでしょう?』とか聞くけど、やめてよね。私は今の所、好きな人なんていないんだから」 「じゃあ今フリーなんだ? だったら、あたしなんて恋人にどう?」 「え?」 「あはっ、言っちゃった。 実は前から英美の事をねらっていたんだ。 本当に好きな人がいないのなら、あたしの恋人になってよ」 「それは……」 「英美も、ソッチ系に目覚めたんでしょ? 知っているんだから。 今日、みんなの股間ばっかり見ていたでしょ? 友達だけじゃなくて、先生まで見てたし。 ねえ英美……、あたしとエッチなことしない? 英美可愛いから、すぐに取られそうだし。早めに既成事実をつくっとかないとね」 「既成事実って……」 「あたしじゃダメ?」 確かにこの学校では、レズ行為が横行しています。女性同士のカップルも珍しくはありません。ですが私はそういうのは興味がありません。 でもここで断ると、郁子との親友の仲ヒビが入りそうで、軽々しくは断れませんでした。 「それは……その……」 「あたしは、本気よ?」 郁子までがレズだったなんて。 今まで、そんなそぶりも見せなかったのに。どうして急に……。 あっ!! わかった!! これはお兄ちゃんの仕業です! きっとお兄ちゃんが郁子の股間に貼りついて、郁子のふりをしているのです!! いくらここが女子校で、郁子が親友だからと言っても、いきなり私に恋人に欲しいなんて言うわけがありません。 お兄ちゃんのあの性格から考えて、親友の郁子の体をつかって、私にイタズラするつもりなのでしょう。 いくら捜しても、お兄ちゃんが見つからない理由も、これで納得できます。 「お兄ちゃんなんでしょ! わかっているんだから! 郁子から離れてよ!」 「何の事?」 しらばっくれて! 私は郁子の股間のあたりを見ましたが、ふくらみはありませんでした。でもあの兄の事です。なにかしかけをして、前が膨らまない様にしているのかもしれません。 「やっぱり英美、興味あるんじゃない」 「お兄ちゃんの考える事なんて、わかっているんだから。 と言っても、ここでは郁子から離れられないか……。 音楽室に行きましょう! あそこならば、鍵をかけちゃえば誰もはいってこれないわ」 「うん!」 私達は音楽室に入ると、ドアの鍵をかけました。 「ここならば誰も入ってこないわよ。 さあ、早く郁子から離れて!」 「離れる? 何の事? でも、うれしいなぁ。英美ちゃんがOKしてくれるなんて思わなかった!」 まだとぼけるつもり? どうやって、股間のふくらみをごまかしているのかわからないけど、それくらいで私がだませると思っている様です。 (でも、ムリヤリお兄ちゃんを剥がすわけにもいかないしなぁ。私が剥がそうとした時、すごい痛かったし) それに、いくらお兄ちゃんが意識をのってっているからって、郁子のスカートめくってパンツ下ろすのもはずかしかった。 そんな事を考えていると、郁子がカバンからチ○ポを出しました。 「ジャーン! こんなの持ってきちゃいました!」 「え? それって……。(お兄ちゃん、どうしてそこに? 郁子ちゃんにくっついていたんじゃなかったの?)」 「びっくりした? これ通販で買ったティルドーなの。本物そっくりでしょ? これって股間にくっつけて使うんだって」 「それじゃ……。(本当に郁子ちゃんにお兄ちゃんが張りついていたんじゃ無いんだ?)」 郁子はディルドーをつかんで、しげしげと見ていました。 「あれ? これってこんなにリアルだったかなぁ? なんか生暖かいし。それに、こんなに小さかった? ま、気の性か」 「えっと……。 それってよく出来ているね! ちょっと見せて!」 私はチ○ポを見る振りをして、小声で話しました。 「(お兄ちゃん? お兄ちゃんなんでしょ? どういうことよ? どうして郁子のカバンの中にいたのよ?)」 「(実はな……)」 * 俺は校内を歩き回った。授業中は生徒も先生も教室にいるんで、安心して校内を探検できた。 歩いているうちに一時間目の休み時間になった。 俺は郁子ちゃんの体を借りる為に、生徒に見つからない様に隠れながら郁子ちゃんを捜した。 郁子ちゃんが一人歩いている所を見つけた俺は、そーっと、近づいた。 勝負は一瞬だ。背後から近づいて、一気に足を登って郁子ちゃんの股間に張りつく。見つからない様に、すばやくやらなければならない。俺はスパイ映画の主人公の様な気持ちで、郁子ちゃんに近づいた。 その時だった。郁子ちゃんが突然振りかえったのだ。郁子ちゃんは、俺の事をジーっと見ていた。 「(やべっ! 見つかった)」 チ○ポが女子高の廊下におちているなんて、このままでは学校中がパニックになる。 俺が硬直していると、郁子ちゃんは驚くどころか、スタスタと俺に近寄ってきた。 「まったくもー。こんなの、ほかの子に見つかったら学校がパニックになるわよ」 「(へ?)」 「まったく、どこで落としたのかしら?」 郁子ちゃんは平然と俺を掴むと、カバンの中に押しこんだ。 カバンには、チ○ポそっくりのディルドーが入っていた。このディルドーを落としたと思ったのだろう。 「もう落とさない様に、鍵を掛けとこうっと」 「(何? 鍵?)」 それから結局カバンから出る事もできずに、放課後の今までずーっとカバンの中ににとじこめられたわけだ。 暗いし狭いし、苦しかったぞ! 今日は朝からこんな目にばっかりあっている! * 「それでお兄ちゃ……あ!」 郁子が私の手から、お兄ちゃんを取ってしまいました。 「もう良いでしょ? 男のアレが珍しいのはわかるけど、あたしだってもう、我慢できないんだから……」 郁子はスカートをまくりました。 いつの間に脱いだのか、パンツはすでに脱いであります。 郁子は股間にお兄ちゃんを張りつけました。 「へへ。実はまだ使ったことないんだ。 ……あ、すごい! これってちゃんと、感覚がある。最新の技術を使ったって書いてあったけど、すごいねー」 「ちょっと、やめようよ。あたしたち女の子同士だよ?」 「だから良いんじゃない。男なんて不潔だし!」 「そうじゃなくて……うう……」 「いまさら、怖くなったなんて言わないでよ? まあ、もう逃がさないんだけど……。 へへへ。これで英美を……。あ、ちゃんと大きくなってきた。すごい」 「わっ、わかった。エッチしてあげる。だから強引なのだけはやめてね。 じゃ、なめるから、スカートをまくって……」 私はそう言って、郁子の股間に貼りついた兄に近づいて、小声で話しました。 「お兄ちゃん助けて。郁子の体を乗っ取って良いから」 「そうか? このまま、おまえの体の中に入るって言うのも面白そうなんだが……」 「お兄ちゃんっ!?」 「じょ、冗談だって! そんな怖い顔でみるなよ。じゃ、さっそく……。ん! ん! ――だめだ。郁子ちゃんの体を操れない」 「ええ? どうして?」 「俺に聞かれても知らねぇよ! お前の体しか操れないのか、郁子が特別なのか。もしかしたら、お前への思いが強くて、体を譲る気がないのか」 「ねぇ英美、そろそろ心の準備はできた? あたしもう我慢の限界。はやくフェラして……」 「う……うん」 こうなったら、ごまかしきれません。 私は郁子を見上げました。 郁子の本性なのか、あるいはチ○ポがついているために、男の子の性欲がそうさせているのかわかりませんが、ギラギラした好色な目で私を見ています。 このままでは、郁子にレイプされかねません。 あたしは仕方なく、舌を伸ばして、チ○ポの先をなめました。 「英美の暖かい舌が、あたしのチ○ポに絡みついて気持ちいい。 英美の唾液で、あたしのチ○ポ濡れてヌルヌルした感じがたまんないわ」 「うぐうぐ……(いちいち、解説しなくていいから……)」 私は郁子に、心の中で抗議しました。 「うう……いい」 チ○ポの兄が声を上げました。 私は慌てて郁子ちゃんを見上げましたが、聞かれなかったようです。 「(お兄ちゃん! 声を出さないで)」 あたしは小声でいいます。 「(すまん。あまりに気持ちよくて。 お前、才能あるぞ。明日からは、口でやってもらおうかな?)」 「バカな事言わないで!!」 「どうしたの英美!?」 「あ、ううん。なんでもない」 「そう? じゃ今度はくわえて」 「う、うん」 私はお兄ちゃんをくわえました。 (大きい……。こんなの口に入らないよう……) そう思ったのですが、口に入れたとたん、郁子は腰を前に突き出して、チ○ポを口に押し込んできました。 「ぐっ……」 お兄ちゃんも、声を出します。 「むーむー!(郁子、むりやり押しこまないでよ、入らないよ!)」 私は文句をいいたかったのですが、口にはチ○ポが入ってうまくしゃべれません。 郁子は腰を動かし始めました。 いつの間にか私の頭をつかんでおり、腰の動きに合わせて、私の頭を乱暴に動かしました。 チ○ポが喉の奥に当たって痛いです。 「うぐーうぐー!」 私は抗議しましたが、郁子ちゃんの腰の動きは速くなるばかりです。 「ああ、チ○ポに精液が溜まってくるのがわかる。男の人って、こんな感じなのね……。英美行くよ? 受けとめてね?」 「(え? ここで出すの?)」 わたしは首を振って郁子の腕を払い、チ○ポを口から出しました。 精液を飲まされるなんて冗談じゃありません。 私は郁子を見ました。 射精がまぢかなのが、顔からもわかります。このままだと顔にかけられそうです。精液が顔や髪にかかると大変だと聞いた事があります。そんな事になったら、帰りの電車に乗れなくなっちゃう。 私は意を決して、またチ○ポくわえました。 くわえた瞬間、喉の目掛けて熱い液体が飛び出しました。 精液が私の口の中にあふれて、喉に絡みました。 そのあと、苦い味と、生臭い臭いがしてきました。 私は気持ち悪くなって吐き出そうとしましたが、ネバネバはた精液は喉に絡まって、なかなか出ていきません。 私は郁子に助けを求めるため見ましたが、郁子は幸せそうな、間の抜けた顔をしているだけです。頬を真っ赤に染めて、その目は終点が合っていませんでした。 私は諦めて、とにかく精液を吐き出す事だけに専念しました。むせながら、やっと、喉の精液が取れたかと思うと、今度は郁子の悲鳴が聞こえました。 「チ○ポが! チ○ポが大きく!!」 精液が抜けたお兄ちゃんは、郁子の股間から離れて地面に落ちてました。 チ○ポはどんどん巨大化して、お兄ちゃんの姿に戻りました。 郁子は驚いて、気絶しています。 「ふー。今日は本当に酷い目にあった……」 「自業自得よ。 それより裸じゃ困るでしょ? 家に戻ってお兄ちゃんの服を取ってくるから、それまで隠れていて」 私は兄を準備室に押し込めると、郁子の肩をゆすりました。 「郁子! 大丈夫?」 「英美……? あれ? ディルドーが人間になって?」 「なんのこと?」 「英美とエッチなことをしていたら……」 「私とエッチ? 一体何の事よ?」 「夢……だったのかな? そうだよね。ディルドーが人間なんかになる訳ないか。 そうそう、それより英美。 実はあたし、英美の事が……」 「ごめん!」 「ちょっとまってよ! それに、面白い物を買ったんだ! ねえ、見てみて、これね、男の人の……」 「ごめんねー。お兄ちゃんからお使いをたのまれているの! また明日ねー!」 私は郁子から逃げました。 「もー郁子といい、お兄ちゃんといい、なんで私の周りには、変態ばっかりいるんだろう……」 * 郁子は、手に持ったディルドーを見た。 「英美の為にせっかく買ったのに……」 郁子はディルドーを股間に貼りつけた。 「やっぱり、夢だったんだ。 男の快感が味わえるディルドーなんて、あるわけないしね。 ――お兄ちゃん……か。 英美、やっぱりお兄さんが好きなんだ?」 「(俺なんか好かれてないって。ただの逃げるための口実だろ?)」 隠れていた拓郎はつぶやいた。 「でも、あたしだってまけないんだから。 いつかお兄さんから英美をうばってみせる!」 郁子はチ○ポ型のディルドーを握り締めて言った。 (おしまい) ■あとがき■ みなさまこんにちは。JuJuでございます。 「変身」は単発作品のつもりで、続編を書く事になるとは思いませんでした。 こうして、続編が出来たのも、皆様の応援のおかげです。(多謝) 今回はスペースがあまった為、おまけ(と言うか穴埋め)をつけました。お暇な方は、どーぞ読んで見てください。 それでは、またお会いしましょう! JuJu拝 ■ おまけ ■ 『拓郎と英美の、あっという間劇場』 拓郎「英美、俺を肩に乗せろよ」 チ○ポになった拓郎は言った。 英美「なんで?」 拓郎「いいから!」 英美は拓郎を肩に乗せた。 拓郎「(甲高い声で)おい、鬼太郎! 砂かけババアがくるぞ!」 英美、無言で拓郎をつかむと、床に叩きつけた。 SE「ビターン」 拓郎「ゲフッ」 ちゃんちゃん♪ −おしまい− |