「なんだこりゃあ」
俺は女の服を着ていた。
白い襟の濃紺のワンピースの上に、ひらひらのエプロンをつけている。
スカートから剥き出しになった、あぐらをかいた自分の脚は白いストッキングで覆われていた。
そう、俺が着ていたのは、あのメイドが着ていたメイド服だった。
頭につけているものは、布製のカチューシャの手触りだ。
恐る恐るエプロンの間を覗き込むと、自分の胸がふっくらと膨らんでいるのがわかる。
「この服、この体……まさか」