『みつお・フラァッッシュ!』

 光雄の水泳パンツ一枚の体が光に包まれる。

 水泳パンツが粉々に飛び散り、一瞬何も身につけない裸の状態になってしまう。

 そして空気が再び光雄の周りにまとわり付き始め、別の姿に変化し始めた。

 身長が少し低くなると同時に、体のラインが優しくなっていく。肩のラインがどんどん滑らかになり、腰がぐぐぐっと絞れていく。

 胸とお尻が大きく張り出すとともに股間の一物は消え失せ、そこは縦のすじが
入っただけの何も無いのっぺりしたものになった。

 そしてその豊満になった胸と下半身を、赤い滑らかな生地が包み込んでいった。

 きりっとした男らしい彼の顔はかわいくも凛々しい女性の顔へと変貌していく。同時に髪も長く伸びると共に赤く染まり、毛先が跳ね上がっていった。

 そう、光の中から現れたのは、真っ赤なビキニの上に監視員用のパーカーを羽織ったライフガードハニィだった。