愛子の視線を避けながら考えるハニィ。……ふと何かをひらめき、指輪を胸に当てて叫んだ。

『みつお・フラァッッシュ!』

 スウィートハニィの体が光に包まれる。
 そしてその中から現れたのは……

「いらっしゃいませっ♪ お客さまは何名様ですかっ?」

 ……ウェイトレスの格好をしたハニィだった。
 青地のミニワンピースに白いエプロン、頭には白いカチューシャ、脚に白いニーソックス。そして手には丸い銀のトレイを持っている。

「??? な、何のつもりだその格好は?」
「うふふ……こういうことよっ」 


 ウェイトレスハニィは手にしたトレイを両手に持ち直し、それを愛子の顔に向けた。