「あなたたち、あたしからこの指輪を奪おうなんて百年……いや、千年早いわよっ。取れるもんなら取って御覧なさいっ!」

「お前、何者だ!?」

「ある時は高校教師、またある時は女子高生……しかしてその実体は正義と真実の人、多羅尾――おっと違った」

 一瞬俺は考えた。

「愛と正義の戦士(うーん……と)」

 考える俺の頭の中に、ある名前が浮かんできた。

 ・・・愛と正義の戦士、スウィートハニィ!!

 (……うわぁ、言っちゃったよ)」