(画:◎◎◎さん) |
海野十三 『超人間X号』(別題『ロボット博士』)より
谷博士に造られた超人間X号が、同胞を増やそうと男女の人造人間を造ったが、脳髄だけは上手くいかなかった。
男性体は身体ごと大破。
人造がダメならと、残る女性体に、読心機械の生体パーツに使っていた検察庁の敏腕捜査官の山形警部の脳を移植。
今度は成功。喜びに、目を開いた女性型人造人間に声を掛けるX号だったが…。
「何がお嬢さんだ。わしは山形警部だ」
男の声でX号の手を突き放す女性…X号の趣味か、少女型…人造人間でありました。
そののち、X号の隙をついて、真っ裸で逃走。
女性軽視や好奇の目に堪えながら、元の身体を取り戻すべく奮戦するのでありました。
山形警部の少女の身体は、文中から察するに16〜19歳相応。成人男性の身体を独りで運べるくらいには力持ち。
たぶん、美少女。
書店でも入手出来ますが、パブリックドメインなので、Web上でも読めます。
(記:◎◎◎さん)
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